こんにちばんは!ちょっこです!
今回は、わたしが副業デザイナーとして1年間活動してみた実体験をもとに
デザインをするお仕事を頂いた時に
「最も時間をかけるべきこと」をご説明したいと思います!
お客様から修正依頼が多い、、
WEBデザイナーとして最速で成長したい!
こんなお悩みが解決できる記事になっています!
わたしは実際にあるミスを犯したことがきっかけでやっと実感できたことなので、あなたが初心者さんであればあるほど、わたしの二の舞にならないようにしっかり覚えて欲しい!と願いを込めて書いています(笑)
それでは、スタート!
目次
1 デザイン工程の最も重要なポイントは、ずばり!
結論から言ってしまいます。
最も時間をかけるべきポイントは、、、
事前調査です!
え?
と拍子抜けしたあなた!
のびしろ100%です!
わたしはデザイナーを目指し始めた当初
・デザインツールが使える!
・コードが書ける!
・サイトが実装されてる!
とテンションばっかりあがって、
自分の好きなデザインを
自分の好きな題材で
自分の好きなタイミングで
作成していました。
もちろん、練習のサンプルなら問題ないです。
バナーもチラシもWEBサイトも
自分のセンスで、思い通りに作った方が
楽しいし、学習スピードもあがるでしょう!
しかし、最短で信頼されるWEBデザイナーになりたいなら
必ず覚えておいてほしいこと!
それは
デザイナーの「好き/嫌い」=デザインの良し悪しではない!
ということ
つまり、良いデザインを作りたいなら、
相手の要望に答える事を常に念頭に置きながら製作する必要がある=自分のセンスで好き勝手に作ってはいけない
ということなのです。
いやいや、わかってるよ!
という方もいっぱいいらっしゃると思います。
でも本当に実践できていますか??
これが意識できているかいないかでは
出来上がりに大きな差が生まれてしまうのです
2 デザイン制作の最初の工程「事前調査」とは
デザイン制作を始めるための事前調査とはなにか?
答えは、
「お客様に寄り添うこと」だと思っています。
具体的に何をするかというと
・お客様が依頼してきた「背景」を知る
・依頼によって解決したい「課題」を知る
・現状を把握する
・最も伝えたいことは何かを確認する
・ターゲットが誰かを把握する
・もし可能であれば、完成図のイメージを確認する
こんな感じです。
なーーーんだ、当たり前じゃん
と思いましたか???
そうなんです。すごーーーく当たり前なこと!
でも実際、ご依頼頂いてすぐにデザインツールを触り始めてしまう人、ものすごーーーく多いです。
そして、必ずどこかで、手が止まります。
事前調査を充分に行わずに、いきなりデザインを開始してしまうと
お客様に寄り添えないだけでなく
自分の判断も鈍らせてしまい、結局はデザインの良し悪しの判断に迷ったり、途中で方向転換してしまったり、と余計な時間がかかってしまう原因にもなりかねません。
初心者こそ陥りがちなポイントなので、早めに気付くことが成長への近道だと思います!
(わたしは2つ目の案件を頂いた時に、あるミスを犯してやっと重要度を実感しました、、、、おそい、、)
3 事前調査ができていないと困ること5例
具体的に一例をまとめて置きましょう。
・ターゲットが定まっていないと、配色を間違える
→小さなお子さんがいるママ向けのショップなのに、ビジネス感のある配色になってしまっている
・目的が明確でないと、要望違いの作品ができてしまう
→セールのお知らせがしたいのに、新商品が目立っている
・要件を考えずにデザインを開始して、途中で何度もデザインし直すことになり、納期に間に合わない(時間がかかる)
→わたしが犯したミスです😭😭😭
・イメージがわからないままデザインしてしまい、フォントがなかなか決められない
・現状を把握していなかったため、現在改装中のお店だと知らず、使用する写真を何度も要求してしまう
1つでも当てはまったら、自分の事前調査を一度見直してみるといいかもしれません。
次は、上記のように困ったことにならないために、事前調査の必須ポイントを2つピックアップしてみます。
4【1】デザインの目的を100%伝える
お客様の要望を100%伝えるためには、
2つのことをしっかり意識して事前調査を行う必要があります。
1 目的の具体的な内容
2 制作物が伝えたいゴール
この2つです。
似ているけれどちょっと違うこの2つを以下で解説していきます!
4-1 目的の具体的な内容を知る
「人間は1つのことを集中して見ることに長けている」
という事をご存知ですか?
つまり、ターゲットが人間である以上、
ある1カ所に重点を置いて目的を表示させる必要がある
ということです。
という事はつまり
伝えたいこと(目的)をシンプルかつ明確に表現することが必要ですね!
表現方法は「テキスト/写真/組み合わせ」など様々でOKです。
とにかく、第一印象でわかりやすく伝えたいことを表現することが重要になります!
これをヒアリングなしに正確に表現することは、あなたが超人でもない限りまず不可能です。
必ず伝えたいことのすり合わせをしっかり行いましょう
4-2 目的を具体的に知る【具体例】
簡単ですが、目的を確認する重要性がわかる具体例を見てみましょう。
お客様からチラシ制作のお願いをされたとします。
あとオープンを記念して当日限定でセールを開催するんだ、ぜひ誰か誘って遊びにきてよ」
4-1でわかった通り、目的を確認することはすごく重要です。
この場合、チラシ作成の目的はなんでしょう?
新店舗オープンのお知らせ?
セール開催のお知らせ?
これは確認が必要ですね。
お客様によって、最も強調したいところは違うはずです。
簡単なサンプルですが、あえてデザイン性ゼロで見出しだけ変えてみました。
以下のように、アイキャッチが違うことで伝わる内容が変わる可能性がありますね。
4-3 制作物が伝えたいゴールを把握する
上記で学んだとおり、目的を具体的に知る重要性がわかりました。
そこにもう1つ!プラスして考えてみましょう!
例えばチラシ制作として考えてみた時、ゴールは大きく3つ考えられます。
告知目的:セールなど開催内容を伝える
集客目的:お店に来てもらえるように伝える
啓蒙活動:お店の内容に共感してもらえるように伝える
ちょっとマーケティングっぽい要素ですが、
ここまで事前に考えてデザインできたら一人前ではないでしょうか?
告知目的だったら、印象的な写真やテキストでインパクトを出して、「SALE」の文字が1番に目に入るようにデザインしたりできます。
集客目的だったら、お店に来てもらえるように、導線を意識しましょう。
(商品購入を目的としたLPなんかがよく当てはまります)
啓蒙目的だったら、何か同じ目的や思想について、しっかりと伝えられたらOKです。
5【2】ターゲットの明確化
目的がしっかりわかったら、それを「誰に」伝えたいのかをしっかり把握します。
困る事の例に挙げたように、ママ向けなのか学生向けなのか、はたまたビジネスパーソンがターゲットなのか、によって、イメージカラーや使用画像など制作イメージは大きく変わってきます。
俗に言う「ペルソナ」というものを必ず作りましょう
「ママ向け」とひとことでいっても
30代/子供は1人/女の子/専業主婦・・・
など、ある程度細かい設定は必要です。
完璧に1人をイメージできるくらい設定するといい、と聞くこともありますが、身近に誰か思い浮かぶ人がいればいいのですが結構大変なので、、、(笑)
案件の内容によって、詰める部分を絞ればいいと思います。
例えば、カフェのHP制作であれば
・自然派食品(オーガニック)にこだわっている
・二子玉川在住
・専業主婦で子供は1人
・ママ友ランチを週2で開催
とか
なんとなく、ベビーカーは海外製かなーなどと思い浮かべて、
こんな感じの客層ですね、とイメージのすり合わせができればOKです(笑)
ペルソナを絞り過ぎてあまりにニッチな層をターゲットにしてしまうと、ゴールが「集客」目的だった場合、目的が果たせなくなる可能性もあります。
(「啓蒙」目的であれば、狙うターゲット層を絞った方が的確に集客できる場合もあります)
あくまでもヒアリングで重要なのはお客様に「寄り添うための材料あつめ」
目的と案件の内容によって、臨機応変に対応させていくことを心がけてみてください!
デザイン工程で重要なこと まとめ
最後に、これまでの説明で大切なことをまとめておきましょう。
・最も時間をかける必要があるのは「事前調査」
・デザイナーの好き嫌い=デザインの良し悪しではない
・事前調査の目的とは「お客様に寄り添うこと」
・重要なポイントは「目的」と「ターゲット」の把握
案件によってヒアリングが必要な事は様々です。
事前調査で100%完了できたら最高なのかもしれませんが、
わたしの経験上、初回の打ち合わせで100%はなかなか難しいと思います。
一度持ち帰って自分の中に落とし込みながら、新たに質問が浮かぶこともあります。
はじめから100%やろうと思う必要はないです!
一度も質問をしないで納期当日に見当違いな作品を出されるよりも、
質問をたくさんして、お客様とコミュニケーションをとりながら、
お客様に対して最もよいものを一緒に作っていくことの方が何より重要なのです!
以上がわたしが実際に経験して感じた、「デザイン工程で最も時間をかけるべきこと」でした!
次回は「適切なフォントの選び方」をご紹介したいと思います!どうぞお楽しみに!