こんにちは、こちょすです!
今日は大学卒業後からずっとシステムエンジニアを続けてはや7年目になる僕が、現場で身をもって感じるシステムエンジニアに必要なスキルをご紹介したいと思います!
まず初めに言っておくと、僕はプログラマーではなく、システムエンジニアです!
プログラマーを目指している方の中にはシステムエンジニアとの違いがまだ付いていない方もいると思いますので、この記事を読んで少しでもイメージを掴んでいただければと思います!
また、僕も今回ご紹介するスキルを社会人になった当初から身につけていたわけではありません!(苦手なものの方が多かった)
そんな僕がスキルを身につけるために読んだ本の中でも、特に良かったものを併せてご紹介していこうと思いますので、皆さんのご参考になれば幸いです。
こんな方におすすめ
- システムエンジニアになりたいが、どういうスキルが必要なのかわからない
- SEに必要なスキルはなんとなくわかるが、それをどうみにつけて良いか知りたい
- システムエンジニアがどういう仕事なのか知りたい
ではいってみよう!🔥
目次
システムエンジニアに必要なスキルはプログラミング力ではない!?
早速刺激的なお話から。笑
この記事を読んでいる方の中には将来システムエンジニアになりたいと思っている方もたくさんいらっしゃると思います。
そんな方の中で、pythonやjavascriptをめちゃめちゃ頑張って勉強している方もいるかもしれません。
システムエンジニアは文字通り、システムを扱うため、そのシステムを動かしているプログラミング言語を学ぶことは有益だと思いますし、僕も日々勉強するようにしています。
ただ!
SEを目指すならプログラミングよりも先に身につけておいた方が現場で即戦力になれるスキルがたくさんあります!
今回はそのスキルについて、いくつかご紹介していきたいと思います!🔥
プログラミングを頑張って勉強している方も、これから勉強を始めようとしている方も、一旦手を止めてこの記事を読んでみてほしいです!
システムエンジニアはゴリゴリプログラミングをするわけではない
システムエンジニアとプログラマーの違いがわからない方もいると思うので、まずはその定義をしておきましょう!
ポイント
「システムエンジニア(SE)」とは、システムの設計をする仕事のことです。システム開発は、要件定義⇒設計⇒製造⇒テストという流れで進みますが、SEが主に担当するのはその中の要件定義~設計の部分です。
テストについても計画を立てるのはシステムエンジニアで、その計画にしたがって実行するのがプログラマーです。
ポイント
「プログラマー(PG)」とは、システムエンジニア(SE)が作成した設計書に沿ってプログラミングを行う仕事のことです。システム開発の流れでいうところの、製造部分とテストを担当します。
つまりまとめると、システムエンジニアが設計を行い、プログラマーが設計に従ってプログラミングをしています。
「家を建てる」ことに例えると、SEは建築士、PGは大工のイメージです。
・お客様がどんな家(システム)を建てたいのか(間取りや設備など)を決めるのがSE
・決められた図面(設計書)に従って実際に家を建てるのがPG
となります。
ここまで読んでいただければシステムエンジニアの役割や仕事内容もざっくりイメージできたと思うので、ようやくシステムエンジニア(SE)に必要なスキルについてご紹介していきたいと思います!
「自分はすでにこの能力は人よりも付いてるなー」と思うものは読み飛ばしてしまってOKです!
システムエンジニアに絶対に必要なスキル1 ロジカルシンキング力
僕が現場で活躍するSEに必要だと思うスキルの1つ目はロジカルシンキング力です。
ロジカルシンキング力とは、日本語で言えば、問題の本質を見抜き、論理的な推論を展開して結論を導くスキルのことです。
システムエンジニアはシステムの「設計」をする必要があります。
新規構築のシステムであっても、既存のシステムに対する修正であっても、
「なぜこのプログラムに修正が必要なのか」
「この修正で他機能が影響を受けてバグを作り込むことにならないのか」
「テストで何を確認すればプログラムの品質を担保することができるのか」
などを、
ユーザやリーダー、営業担当の人向けにロジカルに、筋道を建てて、論理を積み上げる場面が多くあります。
だからこそ、ロジカルシンキングができる人間は重宝され、面白くて大きな仕事を任せてもらえるようになります。
僕は入社当初、正直このロジカルシンキングが苦手な方でした。まずは最優先でこのスキルを身につけようと、色々本を読み漁り、インプットした内容を元に現場で業務をするうちに、今ではチームでは一番ロジカルシンキング能力が高いとされるくらいにはなりました。
僕がロジカルシンキング関連で読んだ書籍の中でもおすすめしたいのは以下です!
おすすめの書籍1 『イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」』
タイトルに惹かれて読みはじめました。
この本の中では問題を解く前に本当のイシューとは何かを見極めることが重要とされています。
システムエンジニアにとって、問題(≒設計課題)を正確に捉えて、ロジックを積み上げることが重要です。
この本を読んだことで、ロジカルシンキングが飛躍的にできるようになりました。
グループディスカッションなどが苦手な方にもおすすめです!
システムエンジニアに絶対に必要なスキル2 情報処理能力
僕が現場で活躍するSEに必要だと思うスキルの2つ目は情報処理能力です。
ここでいう情報処理能力というのは、日々のタスクに対して期限内に、高い品質のアウトプットで消化していく能力のことを指しています。
システムエンジニアは正直打ち合わせがたくさんあります。
なぜならPGは設計書をインプットに、コーディングをしていけばよいですが、SEは多くのステークホルダーと認識合わせをし、要件を整理して設計していく必要があるからです。
打ち合わせが多いとタスクを消化する時間が自ずと少なくなりますし、打ち合わせで発生した持ち帰り事項もまたタスクになります。
かくいう僕も、新人時代はタスク溢れを頻発させ、先輩方に迷惑をかけまくりました。タスクが溢れると設計工程が遅れ、設計が遅れれば製造やテストが遅れ、リリースが遅れるという芋づる式に影響が広がります。
そのため、情報を整理し、自分がやるべきことを、いつまでにやる必要があるのかを1つずつ確実に捌くことが求められます。
僕が情報処理関連で読んだ書籍の中でもおすすめしたいのは以下です!
おすすめの書籍2 『SINGLE TASK 一点集中術』
新人時代の僕はタスクが一気に降ってきたときに、どこから手をつけていいかわからなくなり、軽いパニック状態になったりしていました。
結果的に全てのタスクが中途半端になり、何も終わっていない、何も進んでいないという状態に陥りました。
そんなときに読んでいたのがこの本です。まずは1つのタスクに集中し、終わらせていくことに集中することで、気持ちも軽くなり、推進能力が飛躍的に上がったように思います。
みなさんにもぜひ読んでみてほしいです!
システムエンジニアに絶対に必要なスキル3 資料作成力
僕が現場で活躍するSEに必要だと思うスキルの3つ目は資料作成力です。
え、、、システムエンジニアが資料作成なんてするの??と思うかもしれませんが、僕はとても高い頻度で資料を作成しています。
設計書はWordやExcelで雛形があったりするので、そこまでスキルは求められませんが、ユーザと要件を認識合わせをしたり、設計の方針を検討する中でパワポ資料をゴリゴリ作ったりすることが多くあります。
そんなとき、わかりにくい資料だったりすると認識齟齬が発生して設計からやり直しとかよくある話です。
上流工程(要件定義や概要設計)こそ、パワポなどで作ることが多いですが、後ろの工程に大きく響くので、しっかり作れるようになっておくことを強く、強くお勧めします!!
僕が資料作成力関連で読んだ書籍の中でもおすすめしたいのは以下です!
おすすめの書籍3 『プレゼン資料のデザイン図鑑』
正直資料作成系の本は今回ご紹介したスキルの中でも一番たくさん本を読んだかなと思います。
そんな中でもこの本は、「図鑑」というだけあって、スライドデザイン案がたくさん載っているので、とりあえずマネしてみればそれっぽいいい感じにまとまるという感覚がとても嬉しかったです。
理論的に書かれているものも読んでみましたが、実践しようとすると意外とうまく作れないとかよくあったので、まずは具体的なサンプルをたくさん読み込むことが資料作成をうまくなるコツかなと思います!
システムエンジニアに絶対に必要なスキル4 対話力
僕が現場で活躍するSEに必要だと思うスキルの4つ目は対話力です。
ここでいう対話力とは、自分の意見と同じ、異なるの如何(いかん)に関わらず、相手の考え方を理解するスキルのことです。
システム開発はそのシステムを使うユーザ、システムを売りたい営業、システムの開発をしている我らがエンジニア、関係システムのベンダーなどなど、多くのステークホルダーがいます。
そんな中でスムーズに案件を進めるためには、色々な立場の人の考え方、価値観を理解する必要があります。
「システムの仕様がこうだから無理です!」とか「仕様は仕様です!」とかだと思うように推進することができません。
個人的にはエンジニアの気持ちのわかる営業、営業の気持ちのわかるエンジニアは重宝されると思っています。
そんな僕が対話力関連で読んだ書籍の中でもおすすめしたいのは以下です!
おすすめの書籍4 『仕事で必要な「本当のコミュニケーション能力」はどう身につければいいのか?』
現場で使えるコミュニケーションのTipsが多く紹介されており、若手時代の僕からすると目からうろこでした。
特に、『知識レベルに隔たりがあるときは上手に " 手加減 " する』というのがこの本の中で出てくるのですが、この相手目線というのは今でもとても大切にしている姿勢です。
システムエンジニアに絶対に必要なスキル5 体力
僕が現場で活躍するSEに必要だと思うスキルの最後の1つは体力です。
システム開発は、制度変更によって発生する案件や、顧客要望によるものなど、案件の繁忙の波が激しかったりします。
つまり忙しくないときもあれば、めちゃくちゃ忙しいこともあります。
忙しいときは夜遅くまで設計書を眺めたり、資料を作成しなければならないことも多くあります。
そんなときでもしっかりと思考を巡らせることができるようにするためにも、体力が必要だと感じています。
僕がマッチョエンジニアを目指している理由の1つはこれだったりもします。
「体力」については特におすすめの本はありませんが、僕がシステムエンジニアであり、筋トレをする理由はまた今度記事にするので、そちらを読んでいただければ幸いです!
いかがでしたでしょうか!
僕も新人時代は本当に仕事ができず、辛い日々を過ごしましたが、上記のようなスキルを少しずつつけていった結果、今では自分でも自分を認められるくらいには成長できたかなと思っています。
もっとシステムエンジニアとしての市場価値を高めたい!という方は以下の記事もぜひ読んでいただけると嬉しいです!
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まだまだ僕も勉強中ですが、この記事を読んで1人でも多くの方がスキルアップのきっかけを掴んでもらえれば幸いです!