こんにちは、こちょすです。
早いもので今年ももうすぐ終わりますね!みなさんはどんな1年でしたか?
個人的には今年はブログを開設したり、Twitterで発信するようになったりと、大きな変化のある一年でした。来年はさらに飛躍の年にしたい!頑張ります!
さて、今回は先日合格したデータベーススペシャリストについて書いていきたいと思います。
この記事を読めば、
「データベーススペシャリストってどんな資格?」
「試験内容は?」
「合格するための方法は?」
といったことを知ってもらえると思いますのでぜひ最後までお付き合いください!
DBスペシャリスト受かってたー!
落ちたと思っていたのでサンタさんからの贈り物として受け取っておきます!🎅来年は今年以上に資格とか個人開発頑張っていきたいと思います!
あと筋トレも!💪笑— こちょす//再肉体改造中エンジニア💪 (@kochos5) December 25, 2020
ちなみに勉強はほぼこの1冊を回してた感じです!
午前も午後も対策できるのでおすすめ! pic.twitter.com/0GMAfk4uYs
— こちょす//再肉体改造中エンジニア💪 (@kochos5) December 27, 2020
それでは今回も張り切っていきましょー!
こんな方におすすめ
- 高度情報処理資格を取りたいけど何をとるか迷っている
- データベーススペシャリストの試験内容が知りたい
- データベーススペシャリストを独学で合格したい
目次
高度情報処理試験ってどんな試験?
高度情報処理技術者とは、情報処理推進機構(IPA)が認定する技術者のことで、この認定を受けるための試験が高度情報処理技術者試験です。
また、この情報処理試験はIT系で唯一の国家試験です。
高度情報処理試験の下には基本情報技術者試験(FE)および応用情報技術者試験(AP)があります。この2つの資格はエンジニアに求められる知識を「広く」「浅く」求められます。
一方で、高度情報処理資格試験では、特定の分野に関して「狭く」「深く」知識が求められる試験になります。ゆえに名前に「〜〜スペシャリスト」といった名前が付く資格が多いです。
IPA公式HPより抜粋(https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/seido_gaiyo.html)
この高度情報処理試験には以下の9つの認定資格が存在しています。
高度情報処理試験一覧
1,ITストラテジスト
2,システムアーキテクト
3,プロジェクトマネージャ
4,ネットワークスペシャリスト
5,データベーススペシャリスト
6,エンベデッドスペシャリスト
7,ITサービスマネージャ
8.システム監査技術者
9,情報処理安全確保支援士
※順番はIPAのHPの左から並べました。難易度順とかではありませんのでご注意を!
合格率は?
いずれの資格試験も試験の合格率は10%〜15%くらいです。
データベーススペシャリストは15%くらいでした。
以下のIPAのページのそれぞれの試験のページに直近の合格率の記載があります。(データベーススペシャリストのページをリンクしておきます)
中でもデータベーススペシャリストってどんな資格?
高度の中でも僕が今回取ったデータベーススペシャリストの概要について簡単にご紹介していきます。
IPAの公式サイトから引用しつつ、記載させていただきます。
Q.どういう人に最適?
企業活動を支える膨大なデータ群を管理し、パフォーマンスの高いデータベースシステムを構築して、顧客のビジネスに活用できるデータ分析基盤を提供するデータベース管理者やインフラ系エンジニアを目指す方に最適です。(IPA公式HPより)
こちょすの感想
僕は業務系のアプリケーションエンジニアで、インフラ系のエンジニアではありませんが、普段設計工程などを担当していると必ず必要になるのがテーブル設計や、非機能設計です。テーブルのキーの考え方や、トランザクションの性能についても学ぶことができるので、データベースを扱うエンジニアには面白く、勉強になる資格だと思います。
Q.どういう能力が求められる?
高品質なデータベースを企画、要件定義、開発、運用、保守するため、次の知識・実践能力が要求される。
(1) データベース技術の動向を広く見通し、目的に応じて適用可能な技術を選択できる。
(2) データ資源管理の目的と技法を理解し、データ部品の標準化、リポジトリシステムの企画・要件定義・開発・運用・保守ができる。
(3) データモデリング技法を理解し、利用者の要求に基づいてデータ分析を行い、正確な概念データモデルを作成できる。
(4) データベース管理システムの特性を理解し、情報セキュリティも考慮し、高品質なデータベースの企画・要件定義・開発・運用・保守ができる。
(IPA公式HPより)
こちょすの感想
この試験ではデータに関する知識を幅広く、体系的に、ロジカルに使いこなす能力が求められる印象です。
現実世界からデータモデリングをして概念設計に落とし込むスキルや、それを関係データベース(RDB)に適用する能力、ページングやコミットを考えて非機能性能を算出する力などが求められます。
そしてこれらの力は現場で求められる力そのもので、すぐに現場で使えるスキルです。(ここは本職でエンジニアをしている僕が断言できます)
データベーススペシャリストの試験内容は?
次に具体的にはどういった試験なのかについてご説明します。
試験時間・出題形式・出題数(解答数)
データベーススペシャリストの試験は全部で4つの試験で構成されており、全ての試験で60%をとることができれば合格となります。
また、一番最初の試験は午前Ⅰで、最近2年のうちに別の情報処理試験を受けて合格していれば午前Ⅰの受験は免除となります。
以下に、午前Ⅰ〜午後Ⅱまでのそれぞれの試験の試験時間や試験形式、そして軽く僕の個人的な所感コメントをまとめたものを載せておくので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
シラバス(試験における知識・技能の細目)
具体的な試験で出題される知識・技能についてはIPAの公式ホームページにて詳細に公開されていますので、それをみていただければと思います。
データベーススペシャリスト試験に独学で合格するための方法
では最後に、僕がこの試験に合格するために実施した勉強方法についてご紹介します。
あくまでもこれは僕の個人的なやり方で、合う、合わない、もっと効率的にやる方法も人それぞれあると思いますので、ぜひ参考レベルに留めて置いていただけると幸いです!
まず僕は1冊の本をベースに勉強をしました。冒頭でも載せているボロボロの本です(笑)
購入する前には色々な本を手にとって検討してみましたが、本によっては午後試験対策本で、午前対策が別途必要になったり、午前の知識ばかりのっていて午後試験対策ができないものなど色々ありました。
この本で午前試験〜午後試験まで全て対策できるので、この本で勉強することに決めました。
本の使い方(kochos流)
僕は上記の本を3周しました。それぞれの本の読み方とその時に考えていたことをご紹介します。
1周目
1周目は頭から本を読書気分で読み進めていきます。
前半には午前対策に関連する知識系の話が書いてあり、章ごとに過去問を元にした練習問題があるので、問題を解いて自分の理解を確認します。間違えた問題にはチェックをつけておき、2周目以降でも解くようにしました。(逆に言うと1周目で解けたものはもう解きませんでした)
後半には午後対策の記述系の話が書いてあります。ここも1周目は手は動かさず、文章を読むことに集中します。
この本には、問題が書いてあり、そこから回答に繋がる思考プロセスが書かれているので、1周目は「問題をどう読み」「どう考え」「何を答えるのか」についての考え方を身に付けることに集中しました。
2周目
2週目は、1周目の午後対策で苦手だなーと感じる部分について、集中的に読むようにしました。
例えば僕の場合は非機能やトランザクション制御についての午後試験に苦手意識があったので、午前対策の章から重点的にその分野を読むようにしました。
また、午後対策のパートは全て手を動かして解きました。1周目で身に付けた思考プロセスにしたがって自分は考え、答えられるのかを確認していきます。おそらく上手く思考が進められない問題が多くあると思いますが、気にしないでください!
まずは答えを見ないで自分の力でしっかり考える、それでもダメなら答えをみる。自分の思考プロセスと回答のプロセスの違いを把握することが重要です。
メモ
この試験では過去と全く同じ問題はでません。また、暗記しなければならない項目も少ないです。
特に必要とされるのはロジカルシンキングなので、この思考プロセスを身に付けることこそがこの本で達成したいことだと考えて勉強しました。
3周目
3周目にもなると、午前のパートはほぼ頭に入った状態になっていると思います。
なので午前パートはかなり流し読みしつつ、苦手な部分や数少ない暗記物(正規化の定義やトランザクションの制御レベルなど)を重点的に確認していきます。
午後パートは2周目でつまずいた問題を中心に解いていきます。2周目で解けなかったとしてもしっかり考え、解説を理解できていれば3周目はきっと解けるようになっていると思います。もしそれでも解けない、あるいは解説を読んでも理解できない問題があるとしたら、それは自分と相性が悪いんだ!と割り切ってこの時点で捨てましょう!(笑)
メモ
忘れてはいけないのは、午後は選択式であるということです。自分の苦手な問題は選ばなければ良いので、この時点で1分野や2分野くらいなら捨ててもよいと思っています。
これでほぼ力はついていると思います。
もし不安であれば過去問を2〜3年分くらい解いておけば安心して試験に望めるかなと思います。
まとめ
では最後に独学でデータベーススペシャリスト試験に合格する勉強方法のまとめです!
1、とにかく1冊を回す!
2、1周目は全量流し読み(読むだけ)
3、2周目は午後問題を中心に手を動かしながら解く
4、3周目は苦手な問題を捨てつつ穴を潰していく
5、それでも心配なら過去問を解いてみる
いかがでしたでしょうか? それなりに勉強は大変ですが、対策すればとることのできる資格ですし、取れれば現場で評価されること間違いなしです!ぜひ受けてみてはいかがでしょうか。
他にもスキルアップにつながる資格として、AWSの資格があります!
初めてAWSの資格を受ける方向けに、以下で記事を書いているのでぜひそちらもご覧ください!
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